美しい街並み、魅力的な人々、印象的な風景。パリは映画の舞台やロケ地として数多くの作品で登場する街です。その中から、実際にパリに行きたくなる作品をピックアップ、ロケ地とともにご紹介しましょう。
あちこちに映画のワンシーンが見られるパリの街
街中が映画のセットのようなパリ。この街くらい絵になる都市もないでしょう。このパリの描かれ方は大きくわけて2種類。「憧れの街」として描かれる場合(アメリカ映画によくあるパターンです)、もうひとつが「街だけでなく、そこでの生活を描くもの」。どちらもパリの魅力が凝縮されています。こんどのパリは、こんな場所を歩いてみませんか?
■セーヌ川にかかる橋

映画で紹介されてパリでいちばん有名な橋になったのがポン・ヌフ(Pont Neuf)。映画「ポンヌフの恋人」は悲しいまでの純愛物語ですが、この舞台にポン・ヌフほど似合う場所はありません。橋の欄干にある半円形のベンチは、ここに座ると周囲が見えなくなります。ふたりとパリだけの世界。ぜひ、ご自身で座ってみてください。ポン・ヌフと同じくらい、いやそれ以上に人気なのがポン・デ・ザール(Pont des Arts)。この「芸術橋」はクルマの走らない歩道橋。木張りでベンチもあり、絵を描く人、散歩する人、路上ミュージシャン……自由なパリの空気を吸える場所です。ポン・デ・ザールは「プラダを着た悪魔」「アンジェラ」「ボーン・アイデンティティー」「パリより愛をこめて」など、パリが舞台の映画で必ず見かける場所。映画のシーンを思い出しながら歩くと、感慨もひとしおです。
■カフェはロケに欠かせない

さて、セーヌ川の次はカフェ。映画に登場するカフェも枚挙に暇がありません。サンジェルマン・デ・プレにある有名なカフェ・フルールやカフェ・ドゥマゴは定番。ですが映画「アメリ」に登場し、世界中から観光客が集まるようになった「カフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Le café des 2 Moulins:15 Rue Lepic, モンマルトル)も気になります。パリのどこにでもあるような当たり前のカフェ。モンマルトルの雰囲気をたっぷり感じられる場所です。映画「ビフォア・サンセット」ですっかり有名になった、11区の「ル・ピュア・カフェ(Le Pure Café:14 Rue Jean Macé)」も雰囲気のあるカフェ。観光客も多いペール・ラシェーズ墓地から5分ほどの場所にあります。
カフェをもうひとつ。バスチーユ近くにある「ポーズ・カフェ(Pause Café:41, Rue de Charonne)」もカフェらしいカフェを体験したい人にはおすすめの場所。このカフェは映画「猫が行方不明」の舞台となった場所。主人公が旅行中預けて行方不明になった猫を、パリ中探すという物語。カフェのあるシャルロンヌ通りはおしゃれな人たち(お金持ちのボヘミアン:Bourgeois-Bohème)通称「BOBO」の集まる場所。最新のパリと、昔ながらの下町情緒を一度に感じられます。
■映画に登場したレストラン

橋、カフェときたら、最後にレストランも紹介しておきましょう。美味しい店、有名な店には事欠きませんが、パリのレストランらしいエスプリが感じられるのがサンジェルマンの老舗「ブラッスリー・リップ(Brasserie LIPP:151 Boulevard Saint-Germain)」。ヘミングウェイも愛した店ですが、映画「ギャルソン!」では流れるような給仕のサービスが全編で披露されました。古き良きパリを感じられる場所です。ほかにもジャック・ニコルソン主演の「恋愛適齢期」に登場したパリ2区裏通りの「ル・グラン・コルベール(Le Grand Colbert:2, Rue Vivienne)」。豪華な店がお望みなら、映画「ミックマック」「ニキータ」にも登場した、リヨン駅構内の「ル・トラン・ブルー(Le Train Bleu)」へ。
どこをとってもパリそのもの。映画のシーンを脳裏に灼きつけて、パリへ向かいましょう。





























