モロッコでは年間かなりの数の映画が撮影されています。それとしらずに映画の中でモロッコの風景に接した人も多いでしょう。最近、女子に人気の旅行先としても注目を集めるモロッコを舞台にした映画を紹介しましょう。
あの名画の舞台・ロケ地がモロッコでした
タジン鍋や独特のデザインの雑貨で注目を集めるモロッコ。旅行してみると不思議と見慣れた景色に出会います。その理由は「映画」にありました。さまざまな映画がモロッコを舞台に、またはロケ地としているのです。
■世界遺産の砦、アイト・ベン・ハドゥ

有名なのは「カサブランカ」ですが、この映画は実際にはオールセット。すべてハリウッドのスタジオの中で撮影されています。いっぽう、舞台は違うのに映像はモロにモロッコというのが「アラビアのロレンス」。ロケ地はモロッコ南部の「アイト・ベン・ハドゥ(Ait-Ben-Haddou)」。ここは日干のレンガで作られた巨大な砦で、世界遺産にも登録されています。砂漠のシーンはヨルダンだったようですが、この砦は印象的です。同じくアイト・ベン・ハドゥは「ナイルの宝石」にも登場。また「グラディエーター」に登場する田舎の闘技場も、アイト・ベン・ハドゥであることがわかります。監督のリドリー・スコットはこの場所が好きで、次の作品でも、アイト・ベン・ハドゥをエルサレムの街として描いています。
■撮影スタジオまであるワルザザード

このアイト・ベン・ハドゥに近い「ワルザザード(Ouarzazate)」には、敷地面積世界最大級の撮影スタジオが2004年に完成。ハリウッド映画ではすっかりお馴染みの場所となっています。ハムナプトラの封印された悪神官が目覚めるという「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」、続く「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」はエジプトの伝説の都のはずが、映像はほとんどモロッコ。ワルザザートの他マラケシュやメルズーガでロケされました。ワルザザートのホテル「ベルベルパレス」には、映画で使われた像などがいまも飾られています。
こうしてみると、モロッコはモロッコというより、日常から離れたエキゾチックな土地のイメージにぴったりなのかも知れません。
坂本龍一が音楽を担当した「シェルタリング・スカイ」で倦怠期の夫婦が旅するのもワルザザート。砂漠をラクダで旅するシーンなど、この「エキゾチック」な感じが、ハリウッド映画人のお気に入りであることがよくわかります。
先ほどのアイト・ベン・ハドゥとワルザザートは近いので、モロッコを訪れるなら両方まわるプランを立ててみるといいでしょう。
■エキゾチックな都市、マラケシュ

モロッコをモロッコとして描いた映画にも見逃せないものがあります。もう少し古いマラケシュはヒッチコック監督の「知りすぎていた男」で見ることができます。この映画に登場するレストラン「ダルエスサラーム(Dar Es Salaam)」はいまも営業しています。ヒッチコックだけでなくウィンストン・チャーチルやジェームス・スチュワート、ドリス・デイ、ショーン・コネリーも訪れた店でモロッコ料理を堪能できます。
ところで2010年公開の「セックス・アンド・ザ・シティ2」のアブダビ旅行はオール・モロッコ・ロケ。映画の内容を見てアブダビが撮影許可を出さなかったためです。そのためアブダビ空港とされるのはマラケシュのメナラ空港。買い物シーンもマラケシュのスークで撮影されました。
知らないようで知っているモロッコ。映画好きならぜひいちど訪ねたい国です。



![セックス・アンド・ザ・シティ2[ザ・ムービー]](/images/contents/travelcinemas/kikaku04/SATC.jpg)
- 作品名:
- セックス・アンド・ザ・シティ2[ザ・ムービー]
- 監督:
- マイケル・パトリック・キング
- 出演:
- サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル他
- 販売元:
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- 価格:
- 1,500円
Picture: © 2010 WV Films IV LLC and Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. Domestic: © 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. and Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. International: © 2010 Village Roadshow Films (BVI) Limited. All Rights Reserved.


記載したロケ地へのアクセスはあくまでも一例で、ほかに複数のアクセス方法がある場合があります。また現地の交通事情は変更になる可能性がありますので、実際に行かれる場合は事前にご確認ください。
















